日本という国への不安感からか、外貨預金や外貨建保険が人気のようです。
じつのところ私自身も「外貨建ての保険」を過去に購入したことがあります。
当時の私が買った外貨保険は、保険という呼び名となってはいますが実際には投資色の強い商品でした。
ちなみにですが、この保険はすでに解約済みです。
そして投資家としての知識も経験も増えた今となっては、外貨建ての保険を再購入したり、外貨預金をしようとは思いません。
だって、
他にもっと良い商品があるからです。
目次
「外貨預金」や「外貨建て保険」は手数料や維持費が高い。
さて、先ほど私が「外貨建て個人年金保険」を以前に購入したと書きましたが、その理由は銀行から勧められたからです。
深く考えることもなく、ただ何となく勧められるままに当時は購入をしました。
しかし結果としては資金が長期間固定されてしまい、すごく後悔したんですよね…
だから、この記事を書こうと決めました。
まず始めに、
外貨保険や外貨預金をオススメしない理由は、シンプルに手数料や維持費が高いからです。
いまの私は投資が大好きですから、そういった投資商品があるとついつい中身を見てしまうのですが、外貨保険や外貨預金のほとんどは手数料や維持費が高額です。
手数料というのは最初に引かれる金額ですから、これが高額だとマイナスからのスタートになってしまいます。
また維持コストが高いと利益が出ても、さっ引かれてしまい自分の手元には少しだけしか入ってきません。
まあ過去に私自身が「外貨建て保険」を買った時には、そもそも手数料や維持費なんて見てもいませんでした。
銀行に勧められて調べもせずに勢いで購入しちゃいましたからね。
その後に私自身が投資の勉強を始めてから、改めて購入した外貨建て保険の条件を見てみるとビックリするくらいに手数料も維持費も高かったです。
勢いで買うんじゃなかった…と、後悔したのを覚えています。
維持費も手数料も実はしっかりと説明書を見れば書いてあるんです。
だだ何というか目立ちにくくなっていたり…なんてケースも見受けられるんですよね。
皆さんも以前の私のように後悔することがないよう、注意することをオススメします。
外貨を持ちたいならMMFがオススメ
さて個人的には外貨預金や外貨保険をオススメしていないのですが、日本の将来が心配だから外貨を持ちたいという気持ちはわかります。
そんな方に私が勧めているのが「外貨建てのMMF」です。
オススメする理由もシンプルで、手数料や維持費が安いからです。
このMMFとは、安全性の高い債券を集めたものになります。
イメージとしては、銀行預金よりも少しだけ投資性の強い商品って感じでしょうか。
MMFは種類も豊富で、アメリカドルやユーロ、オーストラリアドルなどなど多くの外貨で発行されています。
そのため自分が将来性を感じる国や好きな通貨に投資ができるのです。
さらにMMFの良い点として、証券口座を開けばカンタンに購入できることがあります。投資や管理がしやすいというのは大事なポイントではないでしょうか。
ただ証券会社によって取り扱っている通貨も違うので、好みの通貨のMMFを販売している証券会社を選びましょう。
また外貨建てのMMFには注意点もあります!
外貨にした場合は、為替変動の影響を受けますので注意をしてください。
為替変動というのは円安とか円高とか、そういう通貨の値段が変わることです。つまり外貨建ての資産は政治や世界情勢の影響を強く受けます。これはMMFに限らず外貨を持つ際の共通の注意点です。
高金利を目的に外貨を持つ際には注意しましょう。
さて最後に、今回の記事の内容からは脇道にそれてしまうのですが、大切な内容なので少しだけ。
外貨をもつ理由が『高利回りだから』という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし長期的にみると、高利回りの通貨がお得という訳ではないんです。
高利率の通貨も、低利率の通貨も、どちらを持っていても長期的には変わらないなんて説もあったりします。
理由としては高利回りの通貨は価値の下落圧力が強いからなのですが、詳しく書くと難しい話になってしまうのでここでは止めておきます。
ただ高利回りを目当てに外貨を持とうと思っている方は注意してください。簡単に儲かるわけではありません。
最後に保険と投資についての私の考えを書いた記事へのリンクを貼っておきます。
「保険商品」を「投資目的」で買うのはオススメしない。その理由。
私は自分自身が投資をしていることもあり、よく友達などともお金についての話をするのですが、とても気になっていることがあります。 それは、 という内容の話があることです。 でも個人的には、お金を増やすため ...
続きを見る
保険というのは保険会社に手数料を払う関係上、基本的にお金が減る方向へいく商品です。そのため、お金を増やす目的の投資とは相性が悪いと個人的には考えています。