株を買った、その後に

持ち株の会社がサイドビジネスや新規事業を始めた時は要注意

企業の経営者というものは、自分が経営している会社をさらに大きくしたいと考える傾向があります。

そのため、さらなる拡大のために、サイドビジネスや新規事業を始めることがあるのです。

ところがですよ。

当たり前のことですが、どの会社にも得意・不得意がありますし、そうそう良いビジネスなんてありません。
だから自社にあった新しいビジネスを見つけたり、新事業を成功させるのはとても難しいのです。

そして、うまく行かずに業績を低下させたり、成長が阻害されるようなケースが多くあります。

だから株主は、「持ち株の企業」がサイドビジネスや新規事業に力を入れ始めたときは、本当に注意しないといけないのです。

しっかりとその内容を見極めて、投資判断をしましょう。

私自身はおかげさまで、過去にそれほど厳しいケースに巻き込まれた事はありません。
とはいえ、サイドビジネスや新規事業に関連した理由で、株の売却を決めたケースはあるのです。

この私が経験した例も含めて、お話して行きましょう。

本業よりも期待値の低いサイドビジネスに手を出したから株を売った

私は以前に、とあるウェディング関係の会社に投資をしていました。

ところが、その会社はホテル事業を強化し、ホテルビジネスに多額の資金を注ぎ込み始めたのです。

そして、決算報告からホテル事業への傾注が強いことが確認された結果、私はそのウェディング関係の会社の株を手放しました。

売却時はたしか…結構なマイナスになって痛手を受けたと思います。

あ、今もウェディング関連企業の株を持っていますが、当時は婚礼事業に興味があったので2社の株を買いました。

その2社の内の、1社の株を売却した訳です。

どちらかと言えば本命は、売却した方の会社だったんですよねー。

株を売却した理由は?

さて、それでは私が、株を売却した理由を書いていきます。

私自身は投資家としてみた場合に、ウェディングは優良なビジネスだと考えていたのですが、ホテル事業のことは低く評価していました。

別にホテルがダメな仕事と言っているのではなく、株主に利益をもたらす可能性が低いってことです。

と言うのも、ホテル事業には多額の固定費がかかります。
建物もそうですし、調度品なども豪華でないとダメですからね。
その割に、ホテルビジネスは利益率が低いんです。

ウェディング関係もたしかに固定費は高いのですが、こちらはオプション商売のおかげで利益率が高く、採算にあうのです。

話を戻しまして、当時、この会社の婚礼事業の方は好調でした。
本業がうまくいなかいから、新規事業に進んだわけではありません。

会社が違うビジネスに手を出すのは、本業がうまく行っていない時と思われがちですが、意外にも絶好調の時にサイドビジネスを始めるケースが多いんです。

なにより本業が好調だと、お金がありますからね。
そのあり余るキャッシュを使って、さらに会社を大きくしたくなるんでしょう。

そして調子がいい時に始める新事業はなぜか…本業よりも利益率が低い傾向にあります。
その結果として、本業の利益が食いつぶされていく訳です。

株主にとっては悪夢でしょう。

まあ、先程の私のケースだと、ウェディングとホテルというシナジーがある内容ですから、まだマシとも言えます。

第二の柱を育てるためと言えなくもないですから。
しかし、本業の拡大余地がまだまだある中での、収益性の低い別事業への参入は悪手と考えました。

当時の私の心境は、こんな感じです。

ホテル事業に多額のお金を使うくらいなら、本業の拡大に使ってくれーー!!

また、これが本業とまったく関係のないビジネス内容だったら、最悪のケースでしょう。
かなり高い確率で新規事業は失敗します。

本業の成長や利益を食いつぶすだけならまだしも、会社の存続に影響を与える可能性すらあるのです。

みなさんも持ち株の会社が、新しいビジネスに手を出す時には注意をして下さいね。
私のように痛い目に合わないように。

ちなみに、この記事を書いていて気になったので、先ほど書いた、私が株を売却した会社の業績を見てきました。

現在の特殊な状況の影響を除けば、婚礼事業は好調に推移しているようです。
しかし、ホテル事業は徐々に利益を減らしていました。

ホテル事業のほうは、売上も伸びていなかったので拡大を中止したのかな?
詳しくは見なかったので、それ以上は分かりません。

当時の株の売却が成功なのか失敗なのかは微妙かもと思いましたが、私自身の投資方針は、本業よりも期待値が大きく低いサイドビジネスに手を出した時は撤退を検討する事としています。

まあ、もちろんサイドビジネスへの本気度や、規模にもよりますけどね。

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  • この記事を書いた人

株サラ

株からの収入だけで生活が出来るようになり、人生が変わりました。 そんな投資に感謝すると共に、多くの人にこんな世界があることを知って欲しいと思って記事を書いています。

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