『あなたの売った、そこが底』
誰かがこんなことを言っていました。
株式投資をしている人なら、一度は経験があるんじゃないでしょうか。
長期投資なら、株価の下落だけを理由に株を売ってはダメ
私は株についての相談を受けることがたまにあるのですが、それなりの頻度で下のような内容があったりします。
「株価が下がって怖くなったから、株を売ったけど…」
「けど…」の後の内容は人によって違うんですが、売ったあとに上がってしまい、いつ買い戻していいのか分からないとかそんな感じです。
ですが、そもそもですよ!
株価が下がったからという理由で売るのが変なんです。
だって長期投資目的で株を買ったのであれば、会社の将来性があるとか、新製品が期待できるとか、なにかしらの購入理由がありませんか?
なのに購入動機とはまったく異なる、株価変動という理由でどうして売ってしまうのでしょう。
新製品への期待で株を買ったのであれば、株を売って撤退するのは、新製品が期待はずれだったとか、そういう理由になるはずです。
感情が邪魔をする
こんなことが起こる原因は、感情にあると思われます。
株を買うときは調べたりして「将来性がある!」と思って買うのに、売るときは「怖い」という感情だけで行動してしまう。
論理的に株を買ったのであれば、売るときも論理的にしなければいけません。
まあこんな事を書いていますが、

そして過去には、感情にまかせて行動し、何度も失敗をしています。
そうやって痛い目にあいながら、株価だけをみて売るのはやってはいけない事の一つだと学びました。
感情にまかせた行動の多くは、悪い結果をもたらします。
できればこの記事を読んでくれている皆さんが、私のような目に合わないようにと、この記事を書いています。
ちなみにですが私の場合、株が暴落をしているような時には株価を見ないようにしています。
見ると感情的に行動してしまいますから…
自分の感情をコントロールする方法は人によって違うと思いますが、それを学ぶことは、株で利益を上げるために企業分析の勉強をするのと同じくらいに大切です。
いや企業分析なんかより、はるかに重要かもしれません。
私の経験からも、大きな損失は感情にまかせて行動したあとに発生するからです。
だから投資で利益をあげようと思うのであれば、感情の制御方法も平行して勉強するのをオススメします。
長期投資なら、株価が半値になるのは普通のこと
私自身が何度も株価の暴落を受けた経験から、わかった事がもう一つあります。
それは暴落をくらうのは、仕方がないって事です。
当たり前のことなんです!

長期投資なら、それは普通のことと諦めました。
もちろん株を買うまえに、十分な事前調査や分析は必要ですよ。
危機を乗り切れるだけの財務状況や、ビジネスの強さがなければダメですから。
そうした分析をしておけば、たとえ世界でなにかあっても「まあこの程度なら倒産はないな」と自信を持てます。
というよりも、そんな風に自信を持てない会社に投資してはいけません。