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アサンテの2023年3月期 決算をみての感想。【2023年3月期】

私の持株であるアサンテの2023年決算が出たので、中身をチェックしました。

コロナの影響が残る最後の決算になるのかな?
最後だといいなと個人的には希望します。

どうしてもコロナの影響があると、会社の状況や業績を把握しにくいんですよね。
収益が悪化したとしても、それがコロナによる一時的なものなのか、それとも会社のビジネスに変調が起きているのかの判断が難しいのです。

回復傾向は見られるが、コロナ前の収益性には戻っていない。

最初に決算短信から業績を転記しておきます。

(百万円)2022年3月期2023年3月期前年比
売上13,69914,141+3.2%
営業利益1,3241,380+4.2%
純利益579875+51.2%

増収増益ですし良決算と言ってもいいのかなとは思いますが、実際のところ、まだコロナ前には戻っていません。

売上だけはコロナ前の水準近くまで来ていますが、利益や利益率が低調なままです。原価や販売管理費が増加しているので、物価高や人件費高騰の影響があるのかもしれません。

しかし回復基調であることは確認できました。

もともとシロアリ駆除は必要性があるから実施されるものであり、飽きたからと不要になるものではありません。そのため今後とも安定した需要があるとは考えられます。

そしてこの会社の成長シナリオとしては「エリアの拡大」がメインになるとは思われますが、こちらもジワジワと進んでいます。

また、ここ何年かはテレビCMをよくみるようになりました。
ただ売上の変化を見ていると「テレビCMの効果ってどうなんだろう?」という個人的な疑問は残ります。
テレビCMを積極的にする前と後で、あまり変わりがないような…

知名度とブランド力の向上ということで、徐々に広告を増やした効果が出てくるのかもしれません。

いつか「シロアリと言えばアサンテ!」みたいな認識を、多くのが方が持ってくれる日が来るといいですね。
もしそんな日が来れば、株主としては最高の銘柄になると思います。

さて決算の内容を見てきましたが、正直なところ、なんとも言えない微妙な決算でした。

回復傾向の確認はできましたが、不安要素も残っています。

ただ株を売るような問題点はないと考えているので、今後とも株の保有を継続していく予定です。

最後に、私が「アサンテの株を買った理由」について書いた記事のリンクを貼っておきます。

不人気な業種であること、ストック型の側面があることは投資家にとってプラスの要素です。

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  • この記事を書いた人

株サラ

株からの収入だけで生活が出来るようになり、人生が変わりました。 そんな投資に感謝すると共に、多くの人にこんな世界があることを知って欲しいと思って記事を書いています。

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