株の話をしていると、皆さん話題株や、先進的な内容のビジネスをしている会社に注目しているように感じます。
ここ最近だとIT系だったり、電気自動車やAI(人工知能)、デジタル化の関係などでしょうか。
たしかにこれらの物は世の中を変えてしまう可能性があると思います。
ただですよ。
私の経験から言えるのは、

ホットで最先端のものが儲かる投資先とは限りません。
あ、誤解しないで頂きたいのが、これら最新の技術が無意味だとか、たいした物じゃないと言っているわけではありません。
むしろスゴい技術だと思いますし、世の中をさらに便利で快適にする可能性を秘めていると私は考えています。
私が言いたいのは、
スゴい技術や最先端であるかどうかと、儲かる投資先がイコールとは限らないって事です。

なぜ最先端のものと儲かる投資先がイコールでは無いのかといえば、
「最先端の分野はたいてい競合他社が多数参戦してきて、激しい競争になるからです。」
たしかに激しい競争を生き残った企業に投資していれば莫大な利益がでる可能性はあります。
しかし、

競合ひしめく中から生き残る企業を見つけるのは、とても難易度が高いです。
さらに、人気になりすぎて株価が異常に高くなっているケースも多く見受けられます。
たとえ業績が良くても、それを上回るほどに株価が過剰評価をされていれば、いずれは株価が暴落するのです。
だから企業の先進性と、儲かる投資先はイコールではありません。
むしろ斜陽産業であったり、市場成長が止まった中でも頑張っている会社や、株価が割安でお買い得になっている株のほうが投資家に利益をもたらせてくれる可能性すらあります。
ビジネスの内容は地味で、当たり前で、見栄えが悪くてもかまわないのです。
私の経験から言えるのは、
投資家の資産を増やしてくれる確率が高いのは、着実に利益を上げ続ける会社だと思います。

そういった株は地味でつまらない事でしょう。
しかし株をする目的は多くの人が「お金もうけ」だと思います。
であれば重要なのはスゴいかどうかよりも、儲かるかどうかです。