株をやっている人にとって、株価暴落ほど怖いものはありません。
過去に私自身も、いくども暴落をくらっています。
だいぶ慣れてきましたが、やっぱりツライものです。
そして過去に実際に痛い目にあった人も、もしくは誰かの話を聞いて怖さを感じている人も、ほとんどの人は株価暴落を避けようとするのではないでしょうか。
実際に昔の私もそうでした。
いかに株価暴落に巻きこれないかを考えて、株をやっていたのです。
ところがです。
私自身のこれまでの経験から考えると、暴落を完璧に避けるのはおそらくムリでしょう。
もし確実に暴落から逃げられる人がいるならば、その人はエスパーか未来人だと思います。
では、どうすればいいのでしょうか?
私の考えをこれから書いていきます。
目次
株価の暴落は来るものと覚悟しておこう
株価暴落との付き合いかたについて、まず結論から書いていきます。
ポイント
暴落を避けるのではなく、暴落を食らっても問題のない投資をする
発想の転換をするのです。
暴落を避けるのは難しいか、もしくは不可能です。
だからそれはもう諦めちゃいましょう。
そして最初から、暴落はさけられない、食らうものと覚悟をして準備するのです。
例えば、株の資金は生活に影響のない範囲にする。
信用取引などのリスクが高いものはやらない。
投資先を財務状況が良い会社にして、少々の不況ではツブレナイ会社の株を買う。
他にも多くの対策があるとは思います。
ようは暴落が来ても耐えられるようにしておくのです。
私自身の経験から言えば、もっとも危険なのは、暴落はこない、自分は食らわないと過信している事です。
はじめから痛い目にあうと諦めて、覚悟を決めて、準備をしておけば乗りこえられます。
そして、

実際に私も、過去に何度も暴落の嵐にあっていますが、それでも資産はちゃくちゃくと増えています。
暴落やバブルがおこる理由とは
株価が暴落すると、やれ「どこどこの国でこんなことがあった」とか、あれやこれやと理由が出てきます。
でも暴落をする原因なんて、本当は誰にも分からないんですよね。
あのリーマンショックの時でさえ、みんな最初はたいしたことがないと思っていましたから。
そして実際に暴落が起きた後に、さまざまな理由が作られていった訳です。
これだけ経済学が発達した時代ですよ。
もし本当に、特定の原因で暴落が発生するのだとすれば、もう少し予測できても良いとは思いませんか?
さて、それではなぜ世の中は進歩をしているのに、暴落が予測できないのでしょうか。
私自身の経験から、一つの理由が思い浮かびます。
それは株価暴落を引き起こすのは、「人の感情」であるという考え方です。
例えばリーマンショックであれば、リーマンブラザーズが破綻したのが原因ではなく。
リーマンブラザーズが破綻して、人々の心が恐怖に支配されたせいで暴落したのです。
恐怖は人から人へうつるので、誰かの恐怖が、他の人のさらなる恐慌を呼ぶのです。
こうして連鎖していき…いつしか阿鼻叫喚となります。
これは暴落だけでなく、暴騰の時もそうだと思います。
人々の心が欲だらけになった時に、バブルが起こるのです。
誰かが儲かったと聞けば、自分だけ乗り遅れた気がして「続けー」とばかりに人々が殺到します。
こうして高値が高値をよび、バブルが発生するのです。

暴落やバブルが予測できないのは何故か
さて、株式市場は人の感情で動くと書きました。
実はこれが、株価暴落やバブルの予測ができない理由なのです。
たとえば、あなたの身の回りに「感情的な人」はいませんか?
もしいれば、その人を思い浮かべてみてください。
そして、その人の明日の機嫌を予想してみましょう。
機嫌が良いのか、それとも悪いのか、どっちだと思いますか?
そしてそれを毎日、完璧に当てることは出来ますか?
人の気持ちを当てる事ほど、難しいものはありません。
もし、それが出来ていたら、私はもっと幸せになれていたはず…いや、それはまた別の話ですね。
さて技術や科学は進歩しても、人の心は、今も昔も不安定なままです。
そして人の心に支配されている株式市場もまた、不安定なのです。
だから素直に諦めて、暴落がきても大丈夫な投資をすることを自分はオススメしています。
ココがポイント
暴落やバブルは人の感情が原因で起こる。そして人の感情を完璧に予測することは出来ない