あの人は大金を手にしてから性格が変わってしまった…
そんな話を聞いたことはありませんか?
私のように投資をやっていると、どうしても「金によって人が変わってしまうケース」が耳に入ってきます。
まあそういった状況の多くは悲劇的な結末を迎えるんですけどね。
じゃあ「お金=悪」なのかと言えば、そんなことはないと個人的には思っています。
というかそもそもお金なんて、ただの「道具」です。道具に良いも悪いもありません。
なのになぜ大金を持った事で人が変わってしまうのかと考えると、
お金は「持ち主の本質を強く映し出す鏡」だからだと思います。
つまりお金によってその人が変わるのではなく、お金によってその人の本当の内面が出てくるのです。
お金は人の心を写す鏡で、お金そのものに善も悪もありません。
同じような例としては包丁があります。
包丁をうまく使えば人を喜ばせる美味しい料理を作れます。
ただし悪い人が使えば、包丁は人を傷つける道具にもなるのです。
だからといって包丁が悪いわけではないでしょう。包丁に意思はなく、ただの道具でしかありません。
つまり包丁は扱う人の心次第で良き物にも悪き物にもなるのです。
お金もそれと同じで持っている人の中身によって変わるのだと思います。
だからお金を憎むことに意味はありません。お金にも意思はないのですから。
そしてお金によって不幸になる人がいるのは、
大金を持つことで、心の奥底に眠らせていた欲望が表に出てくるからだと思っています。
たしかにお金があると、今までは出来なかった欲望を実現できるようになります。
そして欲望のままに行動している内に、自分自身でも欲の感情をコントロールできなくなり…最終的には破滅へと向かって多くの物を失うのです。
どうしてこんな悲劇的な末路を迎えるのかと言えば、お金が増えると欲望を刺激する要素が増えるのが理由の一つあると思います。
たとえば金目当ての人が寄ってきたり、怪しい誘惑や、たくさんの勧誘が自分自身へ降りかかって来るのです。
また人は持っている物を失うことを恐れますから、一度もったお金がなくなることに恐怖を感じます。
その結果、お金にしがみつき、お金に振り回される人生となるのです。
だからお金持ちになって、幸せになりたいと考えるならば、金儲けと同時に心を磨く必要があると個人的には思っています。
なんて言ってはいますが、私自身も人のことは言えません。きちんと自分自身の内面をレベルアップをして行かなければならないでしょう。
だって、
お金に振り回される人生なんて嫌ですからね。
最後にお金なんて道具にすぎないって事を詳しく書いた記事のリンクを貼っておきます。こちらも見てもらえると嬉しいです。
お金の大小で人の価値は決まらないと思います。