お金を持っているだけで、自分は偉いと思ってしまう人…いますよね。
たしかに今の世の中では、お金は生きてくために必要ですし、あると便利です。
私もお金のために働いてましたし、「もっとお金があれば」なんて考えた事もあります。
ですが投資家になってお金についての勉強をすると、少しだけ印象が変わりました。

あぁ、お金なんて、人生をちょっと便利にするだけの、ただの道具なんだな。
と気付いたのです。
お金は物々交換を便利にするための道具にすぎない
最初に「そもそもお金って何だろう?」って事を考えてみました。
私の考えでは、お金は『物々交換をちょっと便利する道具』との結論です。
たとえば、肉が食べたい!と思ったとします。
しかし自分で肉の生産をしていないとなれば、誰かに分けてもらうしかありません。
その時にもしお金というシステムが存在しないと、物々交換となってしまうわけです。
そこで私は野菜なら持っている。
だから、

肉と、野菜を交換しましょう!
となる訳です。
そして肉に釣り合うだけの量の野菜を渡さなければいけません。
しかし肉って高価値ですからね。たくさんの野菜との交換になります。
ところが野菜をもらった側も、食べられる量に限界があることでしょう。
野菜が大量にあっても、食べきれない…

結果として、残りの野菜は腐らせてしまいます。
もったいないですよね…
このように物々交換はとても効率が悪いんです。
そこでお金が登場するのです!
先ほどの例だと、肉を分けてもらう時に、野菜の代わりにお金を渡します。
するとお金をもらった人は、そのお金で野菜と交換してもいいですし、米やフルーツとの交換でも問題ありません。
必要なものを必要なだけ手に入れられるのです。
肉を売った側からすれば、腐らせる量の野菜をもらうより、お金をもらって野菜や米・フルーツなど多種類にした方がムダがありません。
取引の間にお金を仲介させることで、ムダなく物々交換ができるのです。
つまりお金ってのものは、物々交換を効率化する道具でしかありません。
これが私の「お金」に対する考え方です。
お金があるから幸せになれる訳ではない
さて、何でこんな話をしたかと言えば、これを伝えたかったからです。

物々交換を便利にする道具でしかない「お金」に、特別な価値なんてありません
「お金が多いから偉い」とか、「高収入だから人間として上だ」なんて言う人がいますが、そんな勘違いな話はありません。
お金という道具を多く持っている。ただ、それだけの事です。
お金があるからって幸せにはなれませんし、人生が充実する訳でもありません。
そんな私自身も若かった頃にくらべれば、お金は増えています。
じゃあ幸福度が上がったかと言えば…むしろ下がりました(笑)
離婚して家族がいなくなりましたからね!

あ、誤解しないで欲しいのですが、私はお金を稼ぐことが悪いこととは思いません。
むしろ良い事だとすら思っています。
ただ「お金=幸せ」にはならない、そう考えているだけです。
お金は人生を少し便利にしてくれる、ただの道具だと思います。
皆さんも、金儲けはしても、お金に振り回される人生にならないようお気をつけください。
お金儲けってなんだろうって事も考えてみました。下にリンクを貼っておきます。
お金を稼ぐってことは、誰かの役に立つことをして、その対価をもらう行動だと思っています。