株を買った、その後に

株は買い時よりも、売り時のほうが難しい。

『株は買い時よりも、売り時のほうが難しい』

上の内容は、たしか株式投資のベテランの方の発言だったと思います。どこで見たのかは思い出せませんが…

実のところ私自身は、その当時は「売り時の方が難しい」という内容にいまいちピンと来てなかったんです。
当時は「買うタイミングの方が難しい」なんて感じていました。

ところが私自身も株式投資の経験を積んで、今では「売り時の方が難しい」と感じています。

株を買ったはいいが、いつ売るべきか。多くの人がぶつかる壁だと思いますし、私自身も悩みのつきない内容です。

サラリーマン投資家の株の売却ルールについて。

さて、まず最初に伝えておかなければならない事があります。

それは売り時について、私自身もいまだに結論がでていないという事です。
もう15年以上も株式売買をしていますが、いまだに株を売るか、それとも持ち続けるのかを迷っています。

それくらい株の売り時というのは難しいのです。
だからこの記事の内容も随時更新をしており、見てもらったタイミングで中身が変わっているかもしれません。

また私自身のこれまでの経験から、

株の売り時に正解はないかもしれない。

と感じています。

理論株価を基準に売り時を決めている

さて、株の売り時に正解がないとしても、現実的にはなんらかのルールがないと売買ができません。
なにより感情に任せて行う売買ほど危険なものはなく、一定の規律が必要だからです。

そこで私自身が、現在のところ、どのように売り時を決めているかを書いて行きます。

私は理論株価を独自に算出していますので、それを基準にしているのです。

具体的には、

理論株価の1.5倍になったら半分を売却、2倍になったら全て売るというルールで取引しています。

どうしてこんな方法にしたかと言えば、売った後にどんどん株価が上がってしまい悔しい思いをしたり。

逆に売りを渋ったせいで株価が下がってしまい、あの時に売っていれば…と後悔した経験があるからです。

そのため中間を取るような、中途半端なルールに行き着いています。

ただ実際にやっていて感じるのは、早く売って良い時もあれば、売らないほうがいい時もあり、もしかしたら「どっちでも結局、トータルでの収益は変わらないんじゃないか?」と思ったりもしています。

でもそれでも、今のやり方にしているのは、

この売却ルールだと精神的に安定するからです。

想定よりも株価が上がってしまっても、半分は持っている訳ですから、50%分は株価上昇の恩恵を受けられます。

また私の全売却の基準は比較的高いと思うので、そこまでは株価が行かずに中途半端なところまで上昇して、その後に下がるなんて事もよくあるんです。その時も1.5倍で半分売却のルールがありますから、半分は高値で売却できたし「まあいいか」と思えます。

こんな感じで心の部分が安定するんです。

そしてこの心の安定が、株式投資においてはとても重要だと私は考えています。結局のところ大きな失敗をする時には心が不安定になっていケースが多いのです。

だから株の世界で生き残りために心が安定しやすい、今の『理論株価の1.5倍で半分売却、理論株価の倍で全部売却』は私にとっては現状で考えられる最良のルールだと考えています。

理論株価を算出していなくても、他に何らかの投資指標などを基準にすることで、私と同様の売却ルールを作ることは可能だと思います。

また一点誤解しないで欲しいのですが、私のルールは決して収益性を高めるための方法ではありません。正直なところ、他の方法のほうがパフォーマンスは高いかもしれません。

しかし、

感情の振れ幅が小さくなることは、結果的に投資の安定度を高めるとも考えています。

あと最後にですが、今回の記事はあくまでも長期投資において、株価が割高になった際にどのタイミングで売るかについての内容です。つまりは利益確定の話しです。

損切りや撤退売りは、また別の話になるので注意してください。
長期投資の時の撤退売りについての私の考えは、別記事で書いているので下にリンクを貼っておきます。

長期投資なのに恐怖に負けて、株価が割安で売ってしまっていては、なかなか利益にならないと思います。

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  • この記事を書いた人

株サラ

株からの収入だけで生活が出来るようになり、人生が変わりました。 そんな投資に感謝すると共に、多くの人にこんな世界があることを知って欲しいと思って記事を書いています。

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