『株は買い時よりも、売り時のほうが難しい』
こんな内容を過去に見たことがあります。どこで見たのかは思い出せませんが…
その当時はいまいちピンと来なかったんですよね。
ところが今では、本当にそうだなと感じています。
株を買ったはいいが、いつ売るべきか。
多くの人がぶつかる壁であり、私自身も悩みのつきない内容です。
管理人自身も、売り時についての結論はでていない
さて、まず最初に伝えておかなければならない事があります。
それは売り時について、私自身もいまだに結論がでていないという事です。
もう10年以上も株式売買をしていますが、いまだに株を売るか、それとも持ち続けるのかを迷っています。
それくらい株の売り時というのは難しいのです。
だから、この記事の内容も、見てもらったタイミングで中身が変わっているかもしれません。
そして、私自身のこれまでの経験から、

と感じています。
理論株価を基準に売り時を決めている
さて、株の売り時に正解がないとしても、なんらかのルールが必要です。
感情に任せての売買ほど危険なものはないからです。
そこで私自身が、現在のところ、どのように売り時を決めているかを書いて行きます。
私は理論株価を独自に算出していますので、それを基準にしています。
具体的には理論株価の1.5倍になったら半分を売却、2倍になったら全て売るルールです。
どうしてこんな方法にしたかと言えば、売った後にどんどん株価が上がってしまい悔しい思いをしたり。
逆に売りを渋ったせいで株価が下がってしまい、あの時に売っていれば…と後悔した経験があるからです。
そのため中間を取るような、中途半端なルールに行き着いています。
ただ実際にやっていて感じるのは、早く売って良い時もあれば、売らないほうがいい時もあり。
もしかしたら「どっちでも結局、トータルでの収益は変わらないんじゃないか?」と思ったりもしています。
でもそれでも、今のやり方にしているのは、精神的に安定するからです。
想定よりも株価が上がってしまっても、半分は持っている訳ですから、50%の恩恵があります。
また売り基準までナカナカいかずに株価が下がっても、半分は売却できているので、「まあいいか」と思えます。
こんな感じで心の部分が安定するんです。
そしてこの心の安定が、株式投資においてはとても重要なのです。
だから今の『理論株価の1.5倍で半分売却、理論株価の倍で全部売却』でやっています。
理論株価を算出していない人でも、なんらかの自分基準を作ることで同様の売却ルールが作れます。
私のルールは決して、パフォーマンスを高めるための方法ではありません。
しかし感情の振れ幅が小さくなることは、投資の安定度を高めます。
さて、今回の記事はあくまで長期投資において、株価が割高になった際にどのタイミングで売るかについてです。
つまり利益確定に関する内容となります。
割安なのに恐怖に負けて売ってしまうなどは、また別の話になるので注意してください。
それについては別記事で書いているので、リンクを貼っておきます。
長期投資なのに恐怖に負けて、株価が割安で売ってしまっていては、なかなか利益にならないと思います。