『株価の暴落』
イヤな響きですが、長期投資ならば避けては通れません。
そして、いざって時に慌てて行動すると悪い結果が待っています。
そのため事前に、暴落時の行動について整理しておきましょう。
株価がどんどん下がって行く光景というのは、本当に恐怖でしかなく、その状況で冷静に判断するのは困難ですから。
この記事では私自身が、暴落時にする行動についてまとめてあります。
暴落時には事前に準備しておいた行動パターンにそって、機械的に動くようにしています。
目次
暴落時の行動は現金余力によって変わる
長期投資家にとって暴落時の行動は大きく2つに分けられます。
それは現金がどれくらいあるのかで、自動的に決まってくるのです。
そのため両パターンについて解説して行きたいと思います。
どちらも冷静な時にみると「当たり前のことでしょ!」ってなりますが、心に刻んでおかないと本当に暴落時に実行するのは難しいんですよ。
現金余力がたくさんある時
キャッシュポジションをたくさん残した時に暴落が来たのならば、むしろガッツポーズをしましょう。
良い会社を安く買える、この上ないチャンスです。
もちろん持ち株も傷ついているでしょうから複雑かもしれませんが、長い目で見れば、チャンスでしかありません。
ただし暴落の原因をしっかりと見ないとダメです。
ショックが起きた理由を確認し、買おうと考えている会社の業績に影響するのかを考えましょう。
こういった暴落時は、業績にまったく関係のない、もしくは一時的な影響しか受けないような会社でも、一緒に株価が下がります。
そのため銘柄を見極めて株を買えば、みんなが落ち着いてきた頃には株価が戻ります。
もちろん株を買った後に、さらに株価が下がるのはよくあることです。
暴落時に株を買うというのは、そういうことです。
そのため短期の利益を追うのは危険ですから注意してください。
長期的にほっておける資金だけで株を買うのをオススメします。
多くの人が恐怖に支配されている中で、冷静に判断し、勇気をもって行動しましょう。
現金余力がない時
現金余力がない時は、基本的に、嵐がすぎるのをじっと我慢して耐えるだけです。

また同時に暴落の原因を確認して、それが持ち株の企業業績にどれくらいの影響を与えるのかを考えます。
その影響が軽微、または一時的と思われるのであれば何もしません。
なぜなら、待ったほうが得だからです。
私自身が買う株は、景気の影響を受けにくいものが多いため、過去に株価が暴落した時は、ほとんどで放置をするべきという結論になっています。
もちろん何らかの影響を受けて、業績が著しく悪化する、もしくは倒産の可能性すらあるような株は売却の検討も必要です。
この時のポイントですが、あくまで株価ではなく、業績だけを見てください。
株価が下がりそうだからと売るのは、多くのケースで最悪の結果をもたらします。
そして業績が大丈夫と思われるのなら、最初に書いたように、ほっぽっておきましょう。
そういった時に私は、

株価を見てしまうと恐怖に支配されて、冷静な判断が出来なくなってしまうからです。
ほったらかしにしておいて、趣味にでも興じましょう。