レナウン破綻のニュースをみてビックリしました。
アパレルの大手でしたからね。
ニュースや新聞などではコロナが原因とされていますが、コロナはトドメになっただけだと個人的には考えています。
今回はアパレル業界への投資と、ユニクロの強みについて、思ったことをバーっと書いていきたいと思います。
アパレル業界は投資家にとって難しい
実を言えば私は過去に、レナウンではないのですが、アパレル系のユニクロ株を買おうか真剣に迷った時期があるのです。
かなーり前の話しになります。
ただ結局はやめてしまいました。
もしもあの時にユニクロ株を買っていれば…今頃はものすごい利益になっていたことでしょう。

さて当時、どうしてユニクロ株を買わなかったのかといえば、アパレル業界の未来がまったく予想できなかったからです。
服などの装飾品って流行の移り変わりが激しいんですよ。
結局のところレナウンも時代の流れについていけなかったんだと思います。
世の中と少しずつズレていき、それに合わせて業績も徐々に低下。
いつのまにやら修正のきかない所まで来てしまったのでしょう。
とはいえ、流れの激しい業界ではよくある事です。
ある時にものすごいブームになっても、1年もしないうちに見向きもされなくなったりします。
何のブームが来て、いつ終わるかなんて、誰にも予想ができないですから。
とても経営が難しい分野です。
投資家としてみても、トップレベルで難しい株でしょう。
そして私がユニクロ株を買わなかった理由を簡単にいえば、

ユニクロが今後も栄えていくかどうかが、私には分からなかったのです。
しかしみなさんもご存知の通り、今ではユニクロは日本を代表する企業です。
私は投資機会を逃したわけですね。
そんな私ですが反省の念も込めて、どうしてユニクロが強さを維持できたのかを考えてみたいと思います。
ユニクロの強み
さてユニクロの強みについては多くの専門家と呼ばれる人たちが色んなことを言っています。
そんな中で私が個人的にユニクロのスゴさを上げれば、服に「機能性」という概念を持ち込んだ事だと思っています。
それまでの服は差別化といっても、ブランド力を除けば、デザインに生地や縫製、あとは値段くらいしかありませんでした。
しかし天然の生地はとれる場所や仕入れ先に限りがあるので、どの会社でも似たものになってしまいます。
そしてデザインや好みはその時々の流行に左右されますし、縫製はある程度以上のレベルになってくるとその道に詳しい人でないと差がわからないのではないでしょうか。

つまりブランド価値を除けば、服というのは差別化が難しいのです。
もちろん見る人が見れば違いがあるのだとは思いますが、私のような素人目には見抜けないのです。
そして、そんな中で…ヒートテックが登場しました!
ヒートテックのアピールポイントは、かっこいいでも、高級でもなく、『着ると暖かい』です。
この違いは私にも分かりました。
従来もコートなどでは暖かさや軽さは大切でしたが、それをシャツなどにも、しかもアピールポイントのメインすえたのは革新的だったと思います。
ほんとにこれが、一回着ると…やめられないんですよ。
私がまだ結婚してた当時の奥さんは、服などが大好きでたくさん持っていました。
なかにはソコソコ高級な物もあったと思います。
ですが結局のところ、冬場の大半はヒートテックを着ていました。
まあ気持ちはよく分かります。暖かいですからね。
さて話を戻しますが、流行のうつろいが激しいアパレル業界において、ユニクロは機能性で勝負をしたことにより安定した売上を確保したと考えています。
ヒートテックが出る前のユニクロは、ただ安くて、値段の割に品質がいいというお店でした。
つまり値段を気にしなければ、他の店でも代わりがきくということです。
しかし機能性の概念を持ち込んだことで、一気にユニクロじゃないとダメになったのではないでしょうか。