さて、個人的なことではあるのですが、少し前にDVX株をすべて売却しました。これにて完全撤退です。
売却にはいろいろな理由があるのですが、まずはなにより、

医療関係株から手を引こうと決断したのがあります
なぜかと言えば、今後の医療関係企業は相対的に悪いと考えたからです。
医療関連株から撤退し、DVX株をすべて売却しました
私個人としては、医療系はデフレには強いと考えています。
しかし逆にインフレには弱いと思っています。
そして株を売ったのは、それなりに高い確率でこれから先「インフレになるのでは?」と考えたからです。
今後の医療関係株が相対的に悪いと考えた理由
ではなぜインフレになると医療系株がキツイと思ったのか、その理由を書いていきましょう。
あ、あくまでも私の個人的な考えでしかないですよ。
さて、インフレというのは物価が上がるってことですよね。
そして医療の値段は診療報酬として国が決めています。
たとえばですが、ある年度の診療報酬が改定されて医療に関わる値段が1%アップしたとします。これ、一見すると良さげに見えますよね。
しかし同時にインフレが2%進むと相対的にはマイナスなんです。
だって物価が2%も上がっているのに、医療の値段は1%しか上昇しない訳ですから…
そして国の財政状況を見ていると、インフレ率に診療報酬の伸びが追いつかない可能性が高いんじゃないかと考えています。
だから医療関連は、他業種に比べて不利な時代になったと考えたのです。
ここでひとつ誤解しないでいただきたいのが、これからお年寄りは増えます。だからトータルの医療費は増えると思います。
ようは単価が相対的に下がるってことです。
つまり医療関係会社は、売上は増えるが、単価が落ちることで収益性が低下すると考えたのです。
この収益性の低下は株主にとっては嫌なものですからね。
だから「医療株」は「その他の株」に比べて相対的にパフォーマンスが落ちると考えて、DVX株を売却しました。
もちろんここ最近のDVXの決算は悪くないです。あくまでも長期的には「そうなるんじゃいか?」と考えただけです。
私は長期投資家ですから、短期的に株価や業績がどうなるかは分かりません。