コロナ禍におけるエイジスの決算がでました。
特殊環境のため、あまり将来性への参考とはなりませんが、企業にどれくらいの危機耐性があるのかは分かります。
エイジスのという会社は、安定性という点ではトップクラスだと個人的には考えています。
そのためコロナについては、大きな心配をしていませんでした。
エイジスの2021年決算と今後について考えてみました
最初に決算短信から業績を転記しておきます。
(百万円) | 2020年3月期 | 2021年3月期 | 前年比 |
売上 | 28,402 | 27,966 | -1.5% |
営業利益 | 4,277 | 4,720 | 10..4% |
純利益 | 3,011 | 3,187 | 5.8% |
減収・増益となりました。
会社からは減収の理由として、取引先からのコロナ感染症対策にともなう発注中止があげられています。
増益の理由はいくつかあるのでしょうが、一番の要因は生産性の向上によるものとされています。
業績を見ていくと、営業利益率は年々、グイグイと上昇しており成熟した業種の会社とは思えません。
特にリテイルサポートサービスの利益の伸びが凄まじく、なんと前年比105.5%増加です。ほぼ倍増ですね。
第二の柱が順調に成長しており、いい感じだなーと思います。
ただ、ここまで収益性が増える生産性向上って、どんなものなんでしょう?
サラリーマンとしての経験から、そんなに劇的なものがあるとは思えないんですよね…
また、ここ最近のエイジスは業務効率の改善により利益が急増していましたが、さすがに、これによる成長は限界でしょう。
今後はここ数年ほどの成長は見込めないと考えています。
会社的にもそう感じているのか、決算説明書から新規事業の拡大に力を入れていくと書かれています。
新規事業の社内公募などもするようですが、未知の要素すぎるため個人的にはあまり期待をしていません。
どちらかと言えば、海外展開の成功の方が重要でしょう。
この海外展開がうまくけば、さらなる成長の可能性ありです。
そしてキャッシュフローも良好です。
今後はこのあり余るお金を新規事業につぎ込んでいくのでしょう。
正直なところ、新事業がうまく行くケースは少ないです。
そのため不安もありますが、本業の稼ぐ力がずば抜けて高いため、少々の失敗は許されるところかなと思います。
最後にエイジスの株を買った理由について書いた、記事のリンクを貼っておきます。
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エイジスの株を買った理由【持ち株紹介】
さて、ここでは私自身の持ち株を紹介していきたいと思います。 今回ご紹介するエイジスという会社は、小売店などの棚卸を代行する業務をメインとしています。 棚卸し代行の分野では、圧倒的なシェアを誇っている企 ...
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