私の持ち株である「幼児活動研究会」の2023年決算が出ました。中身を見ていきたいと思います。
この会社は非常に業績が安定しており、個人的には安心して決算を待てる銘柄の一つです。
まあコロナによる生活の制限が強かった年は、一時的に業績が悪化していましたけどね。でもその後、すぐに戻りました。
安定の決算でした。
最初に決算短信から業績を転記しておきます。
(百万円) | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 前年比 |
---|---|---|---|
売上 | 6,614 | 6,917 | +4.6% |
営業利益 | 1,325 | 1,453 | +9.6% |
純利益 | 954 | 1,079 | +13.1% |
決算は増収増益となりました。派手さのある決算ではありませんが、着実に成長をしています。
むしろ長い目でみると、
こういった地味な決算を積み上げられる企業こそ、投資家に利益をもたらす可能性が高いと個人的には考えています。

地味な決算ということは、逆を言えば毎年安定しているってことですからね。
さて決算の中身を詳しく見ていくと、売上は前年を超えていますが、体育指導の会員数などは前年ほどではありません。
つまり収益性が向上しているってことです。理由はおそらくですが、値上げなどによるものと考えられます。
以前に値上げした時には一時的に会員数の落ち込みが見られましたが、その後は回復傾向になりました。
この記事を書いている間に第一四半期の決算をがでており、やはり顧客減がみられています。今回の顧客減がその後にどうなったのかは、まだ確認ができていません。今後の決算を注意深くみていく予定です。
値上げが出来るというのは、代替えがされにくい事業内容であることを示しています。

ビジネスモデルが強いと言ってもいいでしょう。
これから先、日本はインフレの道をすすむ可能性がありますが、幼児活動研究会はインフレの中でも生き残れる可能性があるとも考えられます。
まあ子供の数の減少が止まらないと、その影響は強く受けるかもしれませんけどね…
ただ大規模な設備を必要とする業種ではないので、コンパクトな経営をすれば少子化が加速しても収益を上げていけるとは思っています。