私の持ち株の一つである『シュッピン』の2023年決算が出たので、見ていきたいと思います。
ここのページを見てくださっている方はご存じかとは思いますが、シュッピンという会社はカメラや時計などの趣味性が高い商品の新品や中古品を扱っている会社です。とくにリサイクル品の取り扱いやインターネット販売に強みを持っています。
カテゴリー的にはリサイクルショップになるとは思いますが、よくある総合ショップではなく、一つのカテゴリーに特化した専門店をシュッピンという会社は得意としています。
成長は鈍化する可能性が高いですが、ムリのない成長軌道に戻ってくれる事を期待します。
最初に決算短信から業績を転記しておきます。
(百万円) | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 前年比 |
---|---|---|---|
売上 | 43,453 | 45,618 | +5.0% |
営業利益 | 3,140 | 2,463 | -21.6% |
純利益 | 2,207 | 1,697 | -23.1% |
2023年の決算は残念ながら減益となっています。月次などの内容から予想はしていたので、驚きはありませんでした。
そもそも私自身は、もともとシュッピンは成長が鈍化していくと考えていたのです。なのでこの結果は想定の範囲内であり、むしろ少し前の好調さにビビっていました。
減益の理由は、時計事業で高級時計の価格上昇にかけて無理な投資をしたのが原因かと思われます。
実際に決算説明会資料をみても、カメラ事業は増益なのですが、時計事業はなんと赤字です。
少し前の高級時計の異常なまでの価格高騰など、バブル状態になると、ついついムリな投資をしがちですよね。
しかしバブルはいつか弾けます。
この失敗により、

シュッピンも会社として正常な軌道に戻ってくれるんじゃないかと期待しています。
企業も投資家も過剰な利益を求めると、待っているのは破滅です。
さてそんなシュッピンの今後ですが、時計事業以外は順調なので成長は鈍くなるかもしれませんが、これからも利益を出していってくれると個人的には考えています。
もちろん株も継続して保有していく予定です。