私の持株であるトレジャーファクトリーの決算が出ました。
昨年よりも影響が小さくはなっていますが、いまだにコロナ禍での決算です。
リサイクルショップの中でも、とくにトレジャーファクトリーは服のリサイクル品を多く扱っています。
そのためコロナによる業績の変動は大きいかと思います。
決算は一見すると良さげだが…
最初に決算短信の情報を転記しておきます。
(百万円) | 2021年2月期 | 2022年2月期 | 前年比 |
売上 | 18,735 | 23,313 | +24.4% |
営業利益 | 106 | 995 | +831.3% |
純利益 | -134 | 703 | - |
決算は増収増益でした。
さてパッと見の決算数値はよく見えますが、そもそも、ここ1〜2年の決算がコロナの影響により異常値です。
そのため前期の決算がプラスになっているからといって、素直に喜ぶわけにはいきません。
そこで会社が順調に成長しているのかを考察するために、コロナの影響がわずかだった時期との比較をしたいと思います。
2020年2月期の売上は「19,123」、営業利益が「939」です。
最新の決算と比べると売上は順調に伸びていますが、利益は少しのアップといったところです。
ただ販管費は適正に管理されていますし、昨年急増した在庫も以前と同じ水準にもどりました。
成長企業の利益はもともとブレがあるのが普通ですから、利益が伸びてないからといって心配する必要がないことも多いです。
私はこういった成長企業を評価する時に、売上が伸びているのかを重視しています。その売上が順調ですから個人的には一安心といった所です。
ただ特殊な環境すぎて評価の難しい状態ですね…
とはいえインフレ・材料不足の傾向ですから、中古品の需要は継続するんじゃないかな〜とか思っています。
最後にトレジャー・ファクトリーの株を買った理由を書いた記事のリンクを貼っておきます。
残念ながら日本人はこれから貧しくなると思うので、中古品市場は広がると考えています。