投資で破滅した。
10年以上も投資家としての活動をしていれば、そんな話を聞きますし、実際にそういうケースもある事でしょう。
かなり前の話しになりますが、私自身もなかなかの失敗をして痛手を受けました。
ありがたいことに破産までは行かずに済んだため、今でも投資家としての活動ができてます。
そして投資家が破滅する理由として「不況や経済・政治など」が悪者としてよく出てきます。
しかし私は自分の経験から、

破綻原因の大半は、投資家自身にあると思っています
・資産状況をムシした、無理な投資額やレバレッジ。
・一発逆転を狙った極端な投資内容。
・恐怖や強欲に負けた理性的ではない取引。
・「誰かが、もうかると言ったから」という理由だけの無知な投資。
投資家が破産する理由の多くは、上であげたような内容です。
たしかに政治や経済も投資に影響します。
しかし最初から政治や経済は予測できないものと理解して、余裕をもたせておけば破滅まではいきません。
あのリーマンショックからでさえ、世界は数年で立ち直りました。
優良なビジネスをしている会社の株をただジッと持っているだけで、数年後にはリーマンショックを乗り越えられているのです。
しかし無理なレバレッジをかけていれば数年も待てませんし、暴落の時に恐怖に負けて株を売っていれば大きな損失を出していた事でしょう。
つまり損をしたのはリーマンショックのせいではなく、無理な投資をしたり、感情に振り回される自分自身に原因があるのです。
だから投資において最も怖いのは、
自分自身であるという結論になりました。

私自身も数年前の失敗の経験から、この事を忘れないように気を付けなければと心に刻んでいます。
うまく行っていると「自分は投資の天才なんじゃないか」なんて感じる時がありますが、そんな訳はありません。
自分が感情に振り回され、欲にまみれている平凡な人間であることを、失敗が教えてくれました。
あんまり嬉しくはないですが、失敗から学ぶことも必要なのでしょう。