さあ、コロナ禍におけるシュッピンの決算が出ました!
さっそく中身を見ていきましょう!
個人的には思っていたよりも良かったです。
まあ他の会社がもっと厳しいからってのもあるんですけどね。
シュッピンの決算はまずまず。今後については未知数
最初に決算短信から業績を転記しておきます。
(百万円) | 2020年3月期 | 2021年3月期 | 前期比 |
売上 | 34,658 | 33,960 | -2.0% |
営業利益 | 1,754 | 1,613 | -8.1% |
純利益 | 1,193 | 1,067 | -10.6% |
残念ながら、減収減益となってしまいました。
ですがコロナが猛威を振るう状況を考えれば、マシと言える決算数字ではないでしょうか。
シュッピンはもともとインターネットでの販売を重視していたので、軽微な影響で済んだと思われます。
実際に決算説明資料を見ても、EC売上高は第一四半期を除けば、2Q・3Q・4Qとも10%以上の成長を遂げています。
ちなみに実店舗での売上は、とても厳しい状況に…
まあ特殊な状況すぎて参考にならない数字だと思います。
ただ前期の営業キャッシュフローがマイナスになっているんですよね。
原因は在庫の増加によるものと考えられます。
在庫増は気になりますが、中古品を扱っているという性質上から、ある程度は仕方がないでしょう。
今後も増えていかなければ大丈夫とは思いますが、一応注意していく予定です。
さていくつか気になる点はありますが、全体としては、

他の持ち株たちのいくつかは、先行きの見えない困難な状態になっていますからね…
シュッピンの今後について考えてみる
さて、もう少し決算説明資料の中身を見ていきましょう。
個人的にポジティブだなと感じたのは、WEB会員の年齢層における、10代〜30代の割合が41.9%もあるってことです。
シュッピンはカメラとか時計がメインだし、趣味を持つ年齢層が高そうだなと思っていました。
そうすると今後は市場が小さくなっていく可能性もあるなと考えていましたが、意外とそうでもないのかもしれません。
とはいえシュッピンという会社の、今後の成長については未知数だと思っています。
正直なところ、さらなる成長のビジョンが見えないんですよね。
可能性があるとすれば海外事業ですが、これについては現状、評価をできる段階ではありません。
ただ有望なビジネスをしている会社だと思いますし、期待をしすぎない程度に今後を見ていく予定です。
最後にシュッピンの株を買った理由などを書いた記事のリンクを貼っておきます。
趣味性の強いビジネスって、意外と強いんですよね。