私の周りにも「投資は絶対にしない!」って方がいらっしゃいます。
その理由の多くは、

投資は怖いし、リスクがあるから。
なのです。
たしかに現実として投資にはリスクが存在します。
これはまぎれもない事実でしょう。
ところがです。

「投資をしないという行動」にもリスクがあるのです。
考えてみて下さい。
少し前に「年金2000万円問題」なんてのがありましたが、今の時代に銀行預金だけで、60歳までに2000万円って…
ハードルが高いとは思いませんか?
老後の資金のすべてを労働からの収入だけで確保するのは、なかなかのハードモードです。
そもそも世の中には100%安全なんてものは無いと思います。
つまり投資をせずに働いて貯金だけという選択にも、十分な老後資金を確保できないリスクが存在するのです。
だから投資をするべきか、それともしない方がよいかを考える時には、
「投資をするリスク」と「投資をしないリスク」を比較して決めなければいけません。
「投資をするリスク」だけを考えて、100%じゃないからと止めるのは、「投資をしないリスク」をまるまる受け入れるのと同等です。
働いた収入だけで余裕をもって老後資金を貯められるような人ならば、たしかに投資は必要がないことでしょう。
しかし私のように、年齢が上がっても収入が増える見込みがなく、将来に不安があるような人には「投資をしないリスク」は大きいのです。
また一口に投資といっても、多くの種類があります。その内容によってはリスクを抑えられるケースもあるのです。
さらに投資金額を余裕資金に限定することでも、危険性が減ります。
何が言いたいかといえば、

投資のリスクはコントロールが可能ってことです。
だから、あなた自身が考える「投資をしないリスク」よりも低めのリスク設定で、投資をする事もできます。
そして何よりも、投資やお金の勉強を始めると、
「投資をしないリスク」が思っているよりも高い、という事実を知ることになるでしょう。
この世の中は、資本主義社会は、「労働と貯金しかしない人」に対して厳しい仕組みとなっているのです。