日本で大人気の宝クジ。
私のまわりでも、「宝クジを買いに行かなきゃー」「買い忘れたー」みたいな話を聞くことがあります。
さて、この宝クジですが、一部の人から何と言われているのか、知ってますか?
悲しい事に宝クジは、「貧乏人の税金」などと表現されることがあります。
私自身はそこまでは思いませんが、残念なことにこの意見には真実が含まれているのです。
そして投資家である私自身も、宝クジを買うべきではないと考えています。
なぜ宝クジが税金と言われるのか、そしてどうして買うべきではないと思っているのか、まとめてみました。
宝クジを買うのは、税率50%以上かかっているのと同じ
さて宝クジですが、お金が増えたり減ったりしますので、性質的には競馬や競艇などに似ているとも言えます。
しかし皆さん中には競馬や競艇はしないけど、宝クジは買うという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私の周りにも、競馬はしないけど宝クジは買うって人が多いです。
ところが投資家の自分からすると、競馬や競艇よりも宝クジのほうが、買ってはいけない物と言えるのです。
その理由を説明するには、還元率の話をしないといけません。
宝クジにしろ競馬にしろ本質は同じで、みんなから集めたお金の中から運営元が何十%かを抜いて、残ったお金をまたみんなに還元するというシステムになっています。
だから還元率と言うわけです。
この還元率が宝クジはべらぼうに低いんですよ。
競馬などの還元率は、一般的に70〜80%と言われています。
裏を返せば、運営元がみんなから集めたお金の中から20%~30%を引いて行くのです。
そして残りの70%~80%が当たりとして、私たちの手元にもどってくる訳ですね。
つまり理論的に馬券というのは、購入費の75%くらいが返ってくるクジ券となります。
ところが宝クジの還元率は、なんと40%台です。
つまり宝クジを還元率から考えると、買った時点でその価値が半額以下になっている訳です。
みなさんが避けている競馬などよりも、よっぽどコスパが悪いのです。
これが投資家から見ると、宝クジが競馬よりも悪い理由です。
娯楽として考えてみても、宝クジは競馬などよりも効率が悪いのです。
そして宝クジの購入代金から運営元が引いていったお金は、公共事業などに使われています。
あなたが宝くじを買ったお陰で、道路の整備などが出来るわけですね。
だから宝クジは税金とか言われてしまう訳です。ちなみに税率は事実上、50%以上となります。
もちろん社会貢献もかねて宝クジを買っているのであれば、とても良いことでしょう。
ですがお金を増やす目的や、娯楽として宝くじを購入するのは果たしてどうでしょうか。
ちょっとコスパが悪すぎませんか?
私個人としては宝クジは買わずに、他のところに使おうと思っています。