これは私自身もそうですが「株を買うぞ!」と思った時には、「利益を出すこと」ばかりを考えてしまうものです。
頭の中は「どれくらい儲かるかな?」とか、「利益はいくらかな?」など、そればかりになってしまいます。
ですが投資の世界で生き残るために必要なのは、まず「いかに損をしないかを考えること」なのです。
株を買おうか迷った時には、まず損をする確率が高いのか、それとも低いのかを検討しましょう。
株式投資という物は損をする可能性を出来るだけ低くしながら、でも株の世界にしがみついていれば、いつの間にか資産が増えているものなのです。
重要なのは、
いかに儲けるかよりも、いかに損をせずに株をやるかです。
これは私もそうですが、たぶん人間は「これは稼げるかもしれない」と感じると欲が先行してしまい、リスクについての検討が抜ける傾向にあるんだと思います。
悲しいことに収益のことを先に考えてしまうと、欲に支配され冷静な判断ができなくなってしまうのです。
たとえば良くあるケースですが、
まだ「発売されるかも分からない新製品」と、
すでに「安定した売上と顧客を持つ商品」、
この2つであれば、どちらかの確実性が高いと思いますか?
先行きの不透明な新製品ってリスキーですよね。
ポシャる可能性もありますし、発売してみたら思ったよりも売れなかったりとか、不具合がでたりなどの可能性もあります。
当然ですが、「すでに実績のある商品」の方が確実性が高いですよね。
それなのに「すごい製品が発売される!」と聞くと、まだ発売されるかすら分からないのに「これは儲かるぞ!」と飛びついてしまいます。
もっと他に確実性の高い商品があるにも関わらず、不安定な新製品に投資をして、その結果として…痛い目にあうのです。
実際には無理をしないでも株式投資というのは十分な利益を得られます。もっと確実性の高い株を買っても稼げるのです。
儲かりそうな株を買うのではなく、損をする確率が低い株を買うことが重要なのです。
そんなに無理をしなくても、損をしないようにしながら株をやっていれば、いつの間にやらお金持ちになれます。