私が投資・株の世界に飛び込んで、いつのまにか15年以上がたちました。

正直なところ、よく生き残れたなと思います。
振り返ってみると、普通のサラリーマンでしかない私が株の世界でやってこれたのは、いくつかのポイントを守ってきたからであろうと考えています。
そのポイントの内の一つを紹介していきます。
自分の理解できる物にだけお金を出す
さて、投資や株の世界で生き残るために重要なポイントは以下の内容です。
自分の理解できる物にだけ投資をする。
当たり前のように思えるかもしれませんが、この哲学を貫くのは意外と難しいんですよ。
というのも、人間には習性として、自分に理解できない物をスゴいと感じる傾向があるからなんです。
この傾向は私自身にもあって、
自分の専門ではない内容や、未知のものって、何かスゴい事をしているんじゃないかと感じてしまいます。

想像が膨らんでしまうのでしょうか。
だから自分の「知らない・理解できない」内容の投資先が素晴らしいように思えて、ついつい投資をしたくなってしまうんです。
たとえば人工知能などがそうでしょう。
私にとって人工知能の技術なんて未知の世界で、「新技術の開発に成功!」なんて言われたら、「おお!なんか分からんけど、すげー!」ってなってしまいます。
しかし人工知能の新技術が、実社会で必ずしも利益を生み出すとは限りません。
また理解ができない事業内容ってことは、現状がどんな状況なのかを把握できないって事でもあります。
つまり現在進行形で悪い状況へ突き進んでいたとしても気付けないのです。
身近なところで活躍する会社にも、優良企業は多い。
また身近で、ごく一般的なビジネスをしている企業は普通に感じるかもしれません。
ところが身の周りにある普通の企業はしっかりと収益を上げているからこそ、いまも生き残っているのです。
まだ利益になるかも不明なものと、すでに収益を上げているビジネスのどちらが確実性が高いと思いますか?
だから投資や株の世界で生き残りたいと思うならば、
シンプルで分かりやすく、自分の守備範囲の中にあるものに投資をしましょう。

投資商品や株は、買ったら終わりという訳ではありません。
節目で、保有を続けるのか、それとも撤退するのかなどの判断を求められます。
何も分からないで、どうやって投資判断をするのでしょうか?
例えば、ある時に予想外のことが起こり、企業の先行きの判断をする必要に迫られたとします。
そういった時に、分かり易い業務内容と、難しいビジネスをしている会社の、どちらが正しい判断を下せる可能性が高いと思いますか?
投資や株で利益をあげるためには、自分の理解できる範囲内でやる必要があるんです。
というか、それで十分なんです。
自分の理解できる範囲内だけでも、問題なくお金持ちになれます。
なにもワザワザ、難しいハードモードにする必要はありません。
簡単でいいんです。
投資や株は多くの人が思っているよりも、シンプルなのです。
だから、自分にとって理解のできる、簡単な投資先にだけお金を出しましょう。
それが投資や株の世界で生き残るコツでもあります。