私の持株である「OATアグリオ」の決算が出ました。
円安の恩恵を受けて良決算であることは事前に分かっていたので、安心感はありました。
とはいえ、やはり決算の中身は気になるので見ていきたいと思います。
目次
良決算ではあるが、油断してはいけない
最初に決算短信より業績を転記しておきます。
(百万円) | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 前年比 |
売上 | 22,678 | 26,960 | +18.9% |
営業利益 | 2,001 | 3,346 | +67.1% |
純利益 | 1,456 | 2,261 | +55.3% |
上の表からも分かりますが、見事な増収増益です。
そして増収増益の1番の理由はおそらく円安だと思われます。
この円安の恩恵による業績アップは継続するとは限りません。いつ円高への巻き戻りが起きてもおかしくはないのです。
そのため、やはり重要なのはビジネス面が順調なのかって事でしょう。好決算だからと喜んでばかりはいられません。
とはいえ決算が悪いよりはマシだと思いますので、素直に良かったなとは考えています。ただ油断せずに行かなければと気を引き締める必要も感じています。
さて、そうなると今後について考える上で重要なのが中期経営計画です。
中期経営計画の中身をみてみると、為替については今後もグングンと円安方向へは行かないという前提になっています
つまり円安の進行は止まるとした上で、売上・利益が2023年から2025年にかけて徐々に増加する見込みです。
と言うことは、「為替ではなくビジネスで収益を増やせる見込みがあると会社側は考えている」となる訳ですね。
また成長の方法も現在のビジネスをさらに進めていくという流れであり、新しく突然出てきた物に頼るわけでは無いのですので、可能性が高い成長ストーリーだと思います。
もちろん上手く行くかは分かりませんけどね。
ただビジネスの状況に大きな変化はないと考えられるので、私としては今後も株を継続して保有できそうです。
財務状況は??
さて続きまして、財務状況はどうでしょうか。
私は少し前までOATアグリオの財務状況の心配をしていました。
そんな心配を抱えるなか決算をみてみると、十分に稼げていることもあり、着々と借入金の縮小が続いています。
今の利益水準が維持できるのであれば、問題のないレベルにまで財務は改善したのではないかと個人的には考えています。
もちろん財務状況が万全とまでは言えないですけどね。
最後にOATアグリオ株を購入した理由を書いた記事へのリンクを貼っておきます。
食料は人が生きて行くために最も重要な物の一つです。