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エイジスの株を買った理由

さて、ここでは私自身の持ち株を紹介していきたいと思います。

今回ご紹介するエイジスという会社は、小売店などの棚卸を代行する業務をメインとしています。

棚卸し代行の分野では、圧倒的なシェアを誇っている企業なんです。
投資家からみると、シェア1位というのは心がおどる言葉ですね。

エイジスの企業分析と理論株価

※2021年3月期決算を受けて、理論株価を修正しました。

理論株価 7837円 (理論株価はDCF法を元に独自のアレンジを加えてあり一般的な理論株価よりも低く出る傾向があります)

実のところ私自身は、エイジスという会社に昔から注目をしていました。
ですが株を買ったのは、つい最近です。

ビジネスという点でみると、メインの棚卸し代行は圧倒的なシェアをほこり。
第二の収益の柱である、リテイルサポートも順調に育っています。

海外展開は順調とまでは言えませんが、着実にすすめられています。
まさに向かうところ敵なしでしょう。

それでも投資をためらっていたのは、社内的な問題が一つあったからなんですよね。

企業がブラック化しても利益は増えない

エイジスという企業は、まさに社会問題となっているブラック企業の疑いがあるんです。
過去に厚生労働省から是正勧告をうけています。

この事が投資をするかどうかを、迷わせていたんですよね…

私は、社員を大切にしない会社が嫌いです。
これは私自身がサラリーマンだからというのもありますが、投資家だからこその理由もきちんとあります。

まず第一にブラック化は、企業に利益をもたらしません。
一見すると従業員から搾取することで、もうかりそうな気がしますよね。
ですが意外にも、そんな事はないんです。

たとえばあるA社がブラック化したとしましょう。
残業代を出さなかったり、異常なまでの勤務時間を社員にさせ始めました。

すると最初は、人件費が安くなることで利益が増えます。
しかし会社というのは、それだけでは満足しません。
規模を拡大したがるものなんですよ。

そのため売上を増やすために次は、低い人件費を武器にして、安売り競争をしかけます。
これにより同業他社からシェアをうばい、売上は増え、会社はウハウハ状態になりました。

やっぱりブラック企業はもうかるんじゃんと、思われるかもしれません。
しかし、続きがあるんです。

A社にシェアをとられたライバル会社は、どうするでしょうか。
ここでは仮に、ライバル企業をB社とします。

B社はA社に安値攻勢を仕掛けられて、売上が減り大ピンチです。
このままではB社は倒産してしまいます。

B社が生き残るためには、A社と同じ値段で売るしかありません。
そのためには、どうすればいいか?

そうなんです。
結局はB社もブラック企業になるんです。
それしか生き残る道がないんですから。
悲しい選択です。

こうして2つのブラック企業が誕生します。
そしてB社もブラック化したことで、A社に人件費を削減したメリットは無くなりました。
条件が同じになったからです。

つまり、ただ単に前よりも、商品を安く売っているだけとなったのです。
A社もB社も、みんなが損をする道が選ばれました。

これがブラック企業になるメリットがない理由です。
競争優位性は一時的にしか維持できません。いずれ差がなくなります。

社員満足度が低いと、成果は出ない

ブラック化が無意味な第二の理由は、業務全体のレベルが下がることです。
これについては、自分自身のサラリーマンとしての経験も生きています。

私はアチコチの職場へ行きましたが、死んだ目で働いている人だらけの場所がたまにあります。
その理由は職場環境のブラックさが原因で、そうなっているんですけどね…

また、そういった部署ではたいてい、業務効率も、質も、低くなっています。

ある意味では当たり前でしょう。
自分の仕事に誇りを持てず、疲れ切って、いい仕事が出来るわけがありません。

顧客満足度と社員満足度はリンクしている、そんな考え方もあるんです。
社員満足度が上がればあがるほど、顧客満足度も上昇していくということです。

自分自身の経験からも、社員満足度と顧客満足度の相関はあると思っています。

さてエイジスの話にもどしますが、労働環境の改善にとりくんでいるようです。
実際のところは分かりませんが、いい方向に進み出したようなので投資をしました。

Amazon  Goなどの無人店舗の影響

エイジスのメイン業務は棚卸し代行です。
一部からはAmazon Goなどの無人店舗が増えていくことで、これから需要がなくなっていく。
なーんて話が出ています。

ですが、私はこれについて問題がないと考えています。
というのも発表されている内容を見ていると、無人店舗は正確無比という訳ではなさそうだからです。

それなりのエラーが予測されるということですね。
そしてエラーにより理論在庫と実在庫に差が出るのであれば、棚卸しは必要です。

むしろ通常営業中の人員を削減するということは、棚卸し時の人員がいない訳ですよ。
棚卸しのためだけに人を雇うのはバカらしいですし、むしろ外注が増える可能性すらあるかも?と思っています。

こういった理由からAmazon式の無人店舗が増えても、エイジスの業務には影響がないでしょう。

ただ、他に気になることはあるんです…

それは日本などでも、一部で導入されているタグ方式です。
これは商品にタグをつけ、会計時にはそれを読み取ることで計算し、無人化をしています。

このタグ方式だと、棚卸しも、センサーを使えば一瞬で終わる可能性があります。
少ない人員でも問題がなく棚卸しができるわけです。

こうなってしまうと、棚卸し代行業はいらなくなりますね。

ですがこのタグ方式には普及が進まない理由があるんです。
一見すると良さげに見えるタグ方式ですが、実は多くの問題をかかえています。

まずは商品にタグを取りつける必要があること。
これはもう手間がメチャクチャかかるのが想像できますよね。

お会計や棚卸しで効率化できても、そのぶんタグの取り付けに時間がかかってしまっては意味がありません。

また、タグそのものの値段が高いという問題もあるようです。
タグ自体が高価だと、コスト削減にはならないですよね。

こういった問題点があるので、タグ方式は普及をしていません。

ただ今後、技術の進歩によりタグが安くなるなど、状況が変わる日が来るかもしれませんので注意が必要でしょう。

しかしスーパーやコンビニなど自分たちの身近なお店ですぐに変化がわかるので、情報収集に必死になることもないと思っています。

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  • この記事を書いた人

株サラ

株からの収入だけで生活が出来るようになり、人生が変わりました。 そんな投資に感謝すると共に、多くの人にこんな世界があることを知って欲しいと思って記事を書いています。

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