ついにエスクリの2020年決算が出ました。
自分の持ち株の中で、もっとも恐れていた会社の決算です。
さてさてどうなっているんでしょうか。
中身を見ていきたいと思います。
ドキドキのエスクリ2020年3月期決算
どうして管理人がエスクリの決算を怖がっていたかは、ここを見てくださっている人ならお分かりかもしれません。
エスクリの業態は結婚式場の運営なので、まさにコロナ直撃です。
今のところ株の保有は継続していますが、手放すか真剣に迷いました。
個人的に、今からエスクリの株を買うのはオススメしません。
先行きが不透明すぎます。
決算の中身は?
(百万円) | 2019年3月期 | 2020年3月期 | 前期比 |
売上 | 33,302 | 31,430 | -5.6% |
営業利益 | 2,191 | 1,546 | -29.4% |
純利益 | 1,078 | 455 | -57.7% |
前期の決算については、思ったほど悪くないというのが感想です。
まあコロナの影響は第4四半期だけでしょうから、そりゃそうかもしれません。
営業利益率とか、徐々に改善しつつあったんですけどね。
今回でパーです。
また結婚式の受注について見ていくと、受注件数は減少しています。
これはコロナの影響もあるんでしょうが、実のところコロナ前から受注は弱めになっていました。
第3四半期でも受注件数はマイナスなんですよね。
受注残はコロナによる挙式延期もあって、大幅にプラスとなっています。
ただこれ、延期しても挙式できるんでしょうかね。
キャンセルする人も多そうです。
通常であれば、この受注残件数でエスクリの今後の業績が予想できたんですが、今回はまったくあてになりません。
今の状況だと会社の将来を考える時に、前期の決算は参考にもならないかと。
そのためコロナ後について、考えていきたいと思います。
コロナにより、今後どうなる?
さて記事の最初の方で、管理人は迷ったがエスクリの株を売っていないと書きました。
というのもコロナが直撃した業種の中でも、結婚式はまだマシなんじゃないかと思ったからです。
結婚式というのは結婚する本人たちの為というよりは、両親や親戚のためにあげる人が多いのではないでしょうか。
そのため本人たちだけで簡単に、「じゃあ、やらない」とは行かない可能性が高いのかなと。
両親や親戚の人たちは自分たちが式をあげてきていますから、子供にも結婚式をやってほしいと考えるのではないかと思います。
そのため時期については、もしかしたら数年単位で延期されるかもしれませんが、いずれ結婚式には人が戻ってくるのではないかとの考えです。
とはいえアフターコロナを考えた時に、結婚式という風習そのものがなくなる可能性もあると思っています。
そのため今からエスクリの株を買うのは、個人的にはあまりオススメしません。
他にもっと確実性の高い株があると思います。
またエスクリの財務状況は、それほど良くはありません。
ただこれは、ホテルや式場関連の業種全体としてそうなっています。
どうしても固定費の重いビジネスですからね。
そのためエスクリ単体ではなく、業界内で比較した場合には、エスクリの財務は悪くないなとなるんです。
実はエスクリの財務は、年を追うごとに良くなっていました。
とはいえ万全という訳ではないですので、倒産する可能性も頭にいれて置かないといけないでしょう。
まあその時は、他のライバル企業たちもツブれていると思いますけどね。
弱い会社から、なくなっていきますから。
じっさいもう既に、それは始まっているようです。