株価が暴落すると、やれ「どこどこの国でこんなことがあった」とか「外交が政治が」とか、あれやこれやと理由が出てきます。
でも、こうして出てくる原因なんて後付けされた物なのです。
だってあのリーマンショックの時でさえ、最初はほとんどの人がたいした事のない問題だと思っていたのですから。
そして現実に暴落が起こってから、理由が考えられ、理由が作られていった訳です。
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結局のところ、専門家と呼ばれる人が出してくる「暴落の理由」はただの後付けなのです。
そもそも、これだけ経済学が発達した時代ですよ。
もし本当に特定の原因で株価暴落が発生するのならば、もう少し予測ができても良いとは思いませんか?
なのに予測が出来ていない訳ですから、つまりはそういう事です。
暴落やバブルを引き起こす原因とは。
株価暴落の予測が不可能な理由は「暴落を引き起こす原因」にあります。
また、ここから先はあくまでも私の個人的な考えとなりますので、それを承知の上で見てもらえればと思います。
その暴落を引き起こす原因とは、
株価暴落を引き起こすのは「人の感情」だと私は考えています。
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例えばリーマンショックの時の株価暴落であれば、リーマンブラザーズが破綻したのが原因ではなく、
リーマンブラザーズが破綻して、人々の心が恐怖に支配されたせいで暴落したのです。
恐怖という感情は人から人へとうつるので、誰かの恐怖が、別の人のさらなる恐慌を呼ぶのです。
こうして連鎖が発生し…いつしか阿鼻叫喚となります。
また、これは暴落の時だけではなく、暴騰の時もそうだと思います。人々の心が欲に支配された時にバブルが起こるのです。
誰かが儲かったと聞けば、自分だけが乗り遅れている気持ちとなり「続けー」とばかりに人々が殺到します。
こうして高値が高値をよび、バブルが発生するのです。
株価の暴落やバブルが発生する原因は「人の感情」です。
暴落やバブルが予測できない理由は?
さて、株式市場は人の感情で動くと書きました。
実はこれが「株価暴落やバブルが予測できない理由」なのです。
たとえば、あなたの身の回りに「感情的な人」はいませんか?
もしいれば、その人を思い浮かべてみてください。
そして、その人の明日の機嫌を予想してみましょう。
機嫌が良いのか、それとも悪いのか、どっちだと思いますか?
そしてそれを毎日、完璧に当てることは出来ますか?
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人の感情を的確に予想する事ほど、難しい物はなかなかありません。
もし、それが出来ていたとしたら…きっと私はもっと幸せになれていたはず…いや、それはまた別の話でしたね。
そして「株式市場とはそんな感情的な人にそっくり」なのです。
時代が進み技術や科学は進歩をしました。しかし人の心は今も昔も不安定なままです。
そして人の心に支配されている「株式市場もまた不安定」なのです。
だから暴落を完璧に回避するなんてムチャなことは素直に諦めて、暴落がきても大丈夫な投資をすることを私はオススメしています。
人の感情を完璧に予測することは出来ないので、暴落やバブルを避け続けることは出来ない。