かつては私自身も誰かが書いてくれたブログなどを、投資をする時の参考にしていました。
それから投資経験を積み、今度は、

私の手でみんなの役に立つものを作りたい!
そう考えて今もこうして記事を書いているわけです。
だから、このサイトの内容もぜひ役立ててほしいと思います。
ですが実のところ、参考にしてもらう際には注意点があるのです。
今回の内容は、『他人の株に対する評価を参考にする上での注意点』を書いています。
そしてこの注意点は株で失敗する原因の一つでもあり、私自身も過去に痛い目にあったことがあります。
だから株をやっていくのであれば、覚えておいても損のない内容になっていると思います。
株への評価は投資スタイルによって大きく変わる
さて、ここからの話は、主に個別株の売買をする時のものです。
この個別株の売買をする際には「どの株を買うのか」ってのが、大きな課題の一つかと思います。
みなさんも頭を悩ませた事があるのではないでしょうか。
そして冒頭でも書きましたが、私自身もかつてはどの株を購入するかの参考として、他人が買っている株を手本にしていました。
また、このサイトでも私自身の購入銘柄を紹介しており、株や会社への評価もしています。
それらを参考にするときに注意してほしいのが、
株への評価は予定している保有年数で、大きく変わってしまうって事です。

例えば私自身は長期投資家ですから、あくまでも長期的な目線で株の評価をしています。
たとえ短期的に株価が下がろうとも、自分が売却をするときに株価が上がっていればいいわけで、短期の値動きがどうなろうと無視できます。
ぶっちゃけた話、数年後に株価が上がっていれば、直近で暴落しても問題はありません。
しかし短期投資の人にとっては、直近で株価が上がるのか、それとも下がるのかが重要です。
つまり長期投資家にとっては無視できる短期の値動きが、短期投資家にとっては命綱となります。
これは逆もしかりで、短期投資家にとっては数年後の株価が上がろうが下がろうが関係はありません。
予定している株の保有期間により、重視すべき内容がまったく違うのです。
株で失敗する理由の一つでもある
私自身が他の人からの投資相談を受けていて感じるのが、株式投資が失敗する理由の一つに、
長期目線で短期売買をしたり、
短期目線で長期売買をしてしまうってのがあると思います。

分析と売買が一致せず、バラバラなのは失敗につながります。
企業の業績が上向きで、いつか株価が上がるとしても、短期的には市場環境の影響で下落することはよくあります。
私は長期で株式投資をしていますから、企業の業績がどうなるかが重要であり、外部要因による市場環境はあまり気にしていません。
株価は長期的には業績に連動しますが、短期的には相場環境の影響を強く受けます。
そして同時に、このサイトの企業分析記事も長期視点で書いています。
そのため直近の株価が上がるのか、それとも下がるのかの予想はしていません。
だから当サイトの内容が、短期投資の人の役に立つかと言われると微妙です。
ほんの少し参考になるかも?って程度だと思います。
またこういった理由から、他人の株への評価を参考にするときには、自分自身の「時間軸や投資スタイルと適合するのか」を踏まえる必要があると思います。